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報告書

FCA VI-1集合体によるNaボイド実験とその解析; FCAによる高速原型炉模擬実験報告

白方 敬章; 三田 敏男*; 後藤 義則*; 黒井 英雄; 弘田 実彌

JAERI-M 9931, 41 Pages, 1982/02

JAERI-M-9931.pdf:1.34MB

高速原型炉「もんじゅ」の外側炉心の組成を模擬したFCA Vl-1集合体において各種のNa void効果、具体的にはチャンネル閉塞効果、軸方向分布、中心Void効果、広領域Void効果等を測定した。一方AGLIライブラリー、JAERI-Fastセット等を用いて測定結果の解析を行った。その結果、中心Na Void効果の問題点か明らかになり、中心Void効果の解析のためには詳細群の取り扱いが必要であること、Naの3KeVの共鳴の断面積の大きさが重要な役割を演じていること、そしてAGLI/0およびAGLI/1ライブラリーのNaの断面積には問題が残されていることが明らかになった。

論文

Proton-recoil counter technique for measurement of fast neutron spectrum

大部 誠; 白方 敬章; 一守 俊寛

Journal of Nuclear Science and Technology, 16(5), p.329 - 343, 1979/05

 被引用回数:3

FCA臨界集合体VI-2およびV-2炉心中心における中性子スペクトルを、反跳陽子計数管法により測定した。製作した小型円筒状計数管は、磁気気密端子に金属被膜加工をしたフィールドチューブを備えている。計数管の分解能を上げるためのガス純化、ディジタル演算器および二次元解析の使用によるn-$$gamma$$波形弁別、主増幅器および計数管のガス増幅度の種々の設定による広エネルギー領域測定を行っている。中性子スペクトルの測定は2.5keVから2MeVまでの範囲で行い、エネルギー分解能は5keVに至るまで10%(半値幅)またはそれ以下であった。測定した中性子スペクトルは、セル計算プログラムSP-2000および詳細群断面積ライブラリーAGLIを用いた計算結果と比較している。

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